春和園でお琴の演奏会・戦前のはなし 広島コーヒーブログ Vol.309
投稿日:2018.09.13
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こんにちは。
広島コーヒー.comを運営しています、名井珈琲商店です。
この戦前の写真は、広島市公会堂春和園。
場所は、現在の広島市役所の北側付近で、南には鷹野橋、北には国泰寺のクスノキがありました。
薄田太郎著の「続 がんす横丁」 広島市公会堂の章には、
公会堂の二階 大広間では、
能大会、琵琶大会、尺八琴曲の会、詩吟大会が、次から次へと開かれた。
大正9年の秋に開催された、尺八&琴古流演奏会には、次から次へと集まった聴衆が会場外にもあふれ、電車道にまで人の列。 一時は、電車数台立ち往生。
主催者は入り口の門を閉め切ったが、
聴衆は築山や池のある庭園の裏門を乗り越えて、会場に殺到した。
遅刻して到着した出演者を会場に入れるため、門のトビラを開いたら、
一斉に、観客もなだれ込む。
2階の広間は、身動きもできない、危険な状態。
しかし、3時間にわたる演奏会は、無事終わる。
とあります。
熱狂的な人気だったんですね。
2階からは、美しいお庭も見えますし。 いい!
先日、名井珈琲商店の2階で「野澤徹也三味線合奏団 広島支部」の素晴らしい演奏会が開催されました。
大雨の日にもかかわらず、多くの方が演奏会を聴きに来店されました。
いつの世も人々を魅了する音楽。
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