タイムスリップして「明神座」の芝居が見てみたい。広島コーヒーブログ Vol.287
投稿日:2018.08.16
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こんにちは。
広島コーヒー.comを運営しています、名井珈琲商店です。
お盆休みの最終日、
広島の美しい水辺をぶらぶら。
おおきなヤナギがしだれているところに、
人と自転車しか通れない、「やなぎはし」があります。
この橋がかけられたのは、明治11年。
以下、薄田太郎著の「がんす横丁」に書かれてある、柳橋界隈の様子。
柳橋という名前は、橋の西詰めをおりた「下柳町」の柳をつけたもの。
戦前、下柳町には、広島名物「明神座」という芝居小屋があり、
実物の蛇をつかった林幸一郎の、執念の蛇劇 (舞台いっぱいの滝に打たれながら、首を巻いたヘビを落とす芸)
菊五郎一座の、水芸芝居
阿波人形
男装の麗人・本荘幽蘭という芸人さんの「色ざんげ」の独演。
巧妙な指影絵の興業
(5本の指に竹串をさし、おのおのの串に厚紙で切り抜いた頭、胴、両手、両足、がはりつけられてあり、5本の指をすぼめると一つの体ができ、指の動かし方で自由な形をみせる)
などで、この小屋は人々の人気を集めていた。
スゴイ。。。。
柳橋界隈は、明治末期から大正初期が全盛時代。
そうとう賑わっていたようです。
現在は、とっても静かですが、
戦前は、活気があったんですね。