主任学芸員角田さんの講座を聴いて。広島コーヒーブログ Vol.363
投稿日:2018.11.27
一覧に戻る
こんにちは。
広島コーヒー.comを運営しています、名井珈琲商店です。
先日、広島県立美術館開館50周年を記念して開催された、
主任学芸員・角田新さんの講座
自分を信じてー名井万亀の道ー
現代でさえ、いわゆる美術の中で異彩を放つ名井万亀の作風。
同時代ではなおさら突き抜けた存在だった。その作風はいったいどのようにして生まれたのか。
その人間像を画像を使いながらご紹介する。
を、拝聴いたしました。
名井万亀さんは、名井珈琲商店の創業者のお兄様。 とっても興味深い内容でした。
作家に少し近づく事ができたような気がします。
名井万亀「ビキニの灰」1954(昭和29)年
昭和29年、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験がテーマ。
なかなかしゃれたデザイン! でもテーマは社会問題。
真ん中に顔、手、体が見える。
放射状に広がる “十字” の記号は、死の拡散の象徴。
縁の赤・青・緑・黄は、モンドリアンの絵みたい。 作風もモンドリアンみたいな ”冷たい抽象”。
でも、学芸員の角田さんによると、
名井万亀本人は、モンドリアンを全く好いていなかったらしい。
へ~。 おもしろい!
現在店内で、洋画家・名井万亀の絵三点を、展示しています。