焙煎機のおおよその基準を知るために。広島コーヒーブログ Vol.632
投稿日:2019.11.25
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こんにちは。
広島コーヒー.comを運営しています、名井珈琲商店です。
配合と焙煎技術を誇る珈琲、紅茶専門店です。
焙煎職人さんの自由な発想と技には、いつも驚かされます。
焙煎中の釜の温度環境をもう少し詳しく知るために、職人さんが考えたアイデア。
焙煎機の、前ダクト点検口の「つまみ」をはずし、
別の大型焙煎機についていた、温度計を差し込む。
400度の高温まで計測できる、アナログ式の温度計です。
もともとの「つまみ」の穴は小さすぎましたが、そこは職人技で調節し、うまい具合に入りました。
フタの材質がアルミだったから、調節しやすかったらしいです。
これで釜の中の温度環境を、より詳しく知ることができるのではないか?
もちろん、焙煎機の基本的な使い方マニュアルはありますが、焙煎方法は、各々が考えます。
丈夫な温度計ではありますが、ちょと狂いがち。でも目安になる。釜の中の環境を可視化する一つの方法。
美味しいコーヒーを焼くためには、温度等のデータの蓄積も大事ですが、それは単なる目安。
結局は観察力を磨いて、自分の目や耳や鼻を使って焼いていくのが良いと思います。